問道MONDŌ
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入門2·10

良い問いの解剖学

4つの部品に分解する

良いプロンプトは、才能ではなく構造でできている。文脈・役割・課題・出力形式——この4部品を意識するだけで安定して良い答えが返る。

この講のねらい
  • プロンプトを4つの部品に分解できる
  • 足りない部品を自分で補えるようになる
  • “呪文集”に頼らず、自分で組み立てられる

ネットには「これを貼れば最強」というプロンプト集があふれている。だが他人の呪文を写すだけでは、状況が変わった瞬間に手が止まる。大事なのは、良い問いがどんな部品でできているかを知ることだ。

4つの部品

  • 文脈(Context)— 背景・前提・制約。「何のために、どんな状況で」
  • 役割(Role)— AIにどんな視点で答えてほしいか。「編集者として」「批判的な査読者として」
  • 課題(Task)— 具体的に何をしてほしいか。動詞で。「要約して」「3案出して」「反論して」
  • 出力形式(Format)— どんな形で返してほしいか。「箇条書き」「表」「200字」「見出しつき」
INSIGHT全部を毎回そろえる必要はない

短い質問なら課題だけでいい。重要な仕事ほど、4部品をていねいに渡す。料理と同じで、手間をかけた分だけ返ってくる。

BEFORE · 曖昧

このメール、いい感じにして。

AFTER · 設計された問い

【文脈】取引先への納期遅延のお詫びメール。相手は温厚だが上司への報告が必要な立場。 【役割】丁寧だが言い訳がましくないビジネス文章のプロとして。 【課題】下書きを推敲してください。 【形式】件名+本文。200字程度。謝罪→原因→対応→今後、の順で。

「いい感じ」はAIには伝わらない。良し悪しの基準を、あなたが言葉にして渡す。

形式の指定は、想像以上に効く

「表で」「3つの観点で」「結論を先に」——出力形式を指定すると、答えの“質”そのものが上がることが多い。形を決めると、AIは中身を整理せざるを得なくなるからだ。これは人間の文章術とまったく同じ。

4部品テンプレートを道場で使う