白紙が怖い人へ。AIは“最初の一行”を生み、書いたものを映す鏡になる。代筆させるのではなく、思考の速度を上げる使い方を学ぶ。
この講のねらい
- 白紙から書き出す壁を越えられる
- AIに“代筆”させず“伴走”させられる
- 自分の文体を保ったまま推敲できる
「AIに書かせる」と聞くと、丸投げを想像するかもしれない。だが本当に賢い使い方は、丸投げの逆だ。考える主体はあなたで、AIはその速度を上げる装置になる。
白紙を割る:発散に使う
書き出せないのは、選択肢が見えていないから。「このテーマで切り口を10個。突飛なものも混ぜて」と頼めば、机の上に素材が並ぶ。採用するのはあなた。AIは可能性を広げる係だ。
鏡として使う:推敲に使う
書いた文章を貼り、「論理の飛躍と、一文が長すぎる箇所だけ指摘して。書き直しはしないで」と頼む。自分では気づけない癖が見える。直すのはあなた自身。文体はあなたのまま保たれる。
注意丸ごと書かせない理由
全文を生成させると、文章は平均化し、あなたの声が消える。そして何より、書くことで考える機会——人間にとって最も大切な知的訓練——を手放してしまう。AIに考えさせるな。考える速度を上げさせろ。
BEFORE · 曖昧
卒論の序論を書いて。
AFTER · 設計された問い
卒論の序論の下書きです(貼付)。①問いが明確か ②先行研究への接続が自然か、の2点だけ批評してください。私の表現は変えず、改善の方向だけ箇条書きで。
→ AIに“判断”ではなく“視点”をもらう。決めるのは常にあなた。